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不倫って違法なの?

1 不倫に関する相談の増加

昨今,ニュースで芸能人の不倫が大きく取り上げられる機会が増えているようです。
不倫は男の甲斐性という考え方も昔はありましたが,時代の流れとともに「不倫は許せない」という声が大きくなっているのではないかと感じます。
当事務所でも,不倫に対する慰謝料のご相談や,不倫を原因とする離婚のご相談が増えてきております。

 

2 不倫は違法なの?

自分の配偶者が不倫をしているとわかったら,慰謝料を請求することができます。
この慰謝料は,民法上の不法行為責任に基づいて,法的に請求することができるものです。
つまり,不倫とは,不法行為に該当する違法なものなのです。
どこに違法性があるかというと,不倫は,法律上保護される家庭の平穏を壊すものであるという点です。

 

3 不倫相手も違法なの?

結論から言うと,不倫をした配偶者だけではなく,不倫相手の行為も違法です。
なぜなら,不倫は一人でするものではなく,二人でするものであり,二人でした行為でもって,家庭の平穏を壊すものだからです。
不倫相手の人も,結婚している人であることを知っていたのであれば,不倫の発覚によって家庭の平穏を害することはわかるでしょう。
そのため,不倫相手も連帯して責任を負う必要があるのです。

 

4 不倫に刑事罰はない

たとえば,人に暴力を振るった場合,民法上の不法行為責任を負うだけではなく,刑法に刑事罰も規定されております。
しかし,不倫に関しては,刑事罰は規定されておりません。
上記で不倫は違法なものであると述べましたが,それはあくまでも民法上の話です。
不倫は犯罪ではないのです。
したがって,不倫をしても,罰金刑になったり,懲役刑になることはありません。
もちろん,警察に逮捕されることもありません。

しかし,過去には不倫に刑事罰が規定されておりました。
それは,戦前の「姦通罪」というものです(1947年に廃止)。
姦通罪とは,夫のある妻が,他の男性と不倫をした場合に,妻と不倫相手の男性について成立する犯罪です。
今の価値観とは相容れないですが,夫は不倫をしても犯罪ではなく,妻だけが犯罪だったのです。
戦前は,夫が妾(妻以外の女性)を持つことは財力のある証であり,一般的なことという価値観だったようです(当時の総理大臣も堂々と妾を囲っています)。

なお,外国では,現代でも不倫が犯罪とされているところがあります(アメリカの一部の州や,イスラム圏の国など)。

 

5 不倫が発覚したら

不倫が発覚した場合,当事者間では冷静な話し合いが難しいことも多いです。
そのようなときは,弁護士にお気軽にご相談ください。
横浜シティ法律事務所では,不倫問題に精通した弁護士がご相談をお受けさせていただきます。

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